特攻兵器「桜花」には映画があった、残酷な真実

桜花おうかは太平洋戦争末期、日本軍が開発した特攻兵器です。

1.2トンの爆弾に翼と操縦席とロケットをつけた超小型の飛行機で、人間が操縦して突撃することから「人間爆弾」とも呼ばれました。

ただ敵艦に突撃するだけ

「桜花」は機首部に爆弾を積んだ小型の航空特攻兵器で、母機に吊るされて敵艦の近くまで運ばれ、そこで切り離されます。

切り離された後は固体燃料ロケットを作動させて加速し、隊員が操縦し体当たりの突撃。

桜花にはプロペラも車輪もエンジンもありません。

出発してしまったら生きては帰れないのです・・・。

コードネームは馬鹿Bomb

想像しただけで恐怖に震えてしまいそうなこの作戦は、やはり犠牲が多かったのです。

切り離した後の飛行距離が短いため、日本は母機を敵艦に接近させるのです。

そこでアメリカ側は、母機となる航空機を最優先攻撃目標として攻撃するように全軍に指示したのでした。

多数のアメリカの迎撃戦闘機を突破するのは難しく、目標の遥か手前で母機が撃墜してしまい成功率は低かったそうです。

この桜花、敵の連合国から何と呼ばれていたと思いますか?

自殺(攻撃)を行う「愚か者」の機体との意味合いで、日本語の「馬鹿」にちなんだBaka Bombだそうです・・・。

桜花の映画がある

「最前線に行くのはいつも若者」

桜花特攻隊から奇跡的に生還した男性の証言や、戦時中につづられた手紙、生還者の手記などをもとに、真実をリアルに描き出した映画があります。

劇場公開日は2015年11月。上映時間は88分

今の日本があるのは特攻隊員のおかげ

私は特攻隊の方々に感謝して生きています。

国のために命をかけて戦ってくれた彼らがいなければ、今の日本という国は存在していません。

未練を抱きながら笑顔で飛び立った彼らに、

奇跡的に生き延び、辛い記憶を抱えながらも、日本の復活に動いてくださった方々に私は感謝しています。

戦死してしまった素晴らしい方々が生きていたら、日本はもっと良い国になっていただろう・・・と思うのは私だけでしょうか?

まとめ

特攻兵器桜花は1.2トンの爆弾に翼と操縦席とロケットをつけた人間爆弾で敵国からは馬鹿と呼ばれた。

2015年には桜花を題材にした映画が公開されている。

戦争は二度と起こしてはならない。

特攻隊員の遺書の記事はこちら

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